砂糖が毒?ブドウ糖は治療薬に使われています。

今は糖質制限はかなり一般的になっています。それで甘いものは我慢するのが健康に良いと言う印象がありませんか?

でも、実は結構甘いもの病院で治療や栄養食として使っています。

病院で食事が食べられない時期って点滴しますよね。そして、長期に食べられない人がする点滴によく、太もものところや首のところから入っている点滴があるでしょう?
あれ、中心静脈栄養っていうのですけど、あの点滴薬、砂糖がたくさん入ってるんですよ。甘いんです。触るとべたべたします。

 

一番濃いタイプのハイカリック3号と呼ばれる点滴製剤には700mlのパックに250グラムのブドウ糖が含まれているそうです。

その濃度たるや皆さんの想像を超えていませんか?

およそペットボトル1本半に250gといえば、200mlのカップで(砂糖なら)2カップ弱ですよ。(実際にはショ糖ではなくてブドウ糖ですが)それを直接大きな静脈に入れるのです。(もちろん医師により血糖のコントロールはされています。24時間かけてゆっくり入れます。)

そのほかにも、胃ろうや鼻から経管栄養と言ってチューブで栄養を入れることがあります。こちらは食事時間に合わせて3度入れることが多いです。これに使う栄養食もかなり甘いものがあります。

そして、栄養が足りない人が飲むことがある高カロリーの栄養の缶ジュースなど。これもかなり甘いです。1本飲むのが辛いほど甘いです。

なんで、お前知ってるのかって?看護師時代に、缶や容器に残ったものお味見したことがあるのです。廃棄する前に学習のために味見してみたことがあるのです。なんでも知りたい人だったので。

糖質は体力の落ちている人にはもちろんのこと、健康な人にもエネルギーとして活用できるものなので、あまり目の敵にする必要はないだろうと個人的には思います。

そしてこのシリーズで、果物好きの私としては、嬉しいことがあります。

果物に含まれる果糖は血糖値を急激に上げるからよくないと言うのが通説でしたが、しかし崎谷理論ではフルクトースはミトコンドリアの機能を活性化するので食べて良い食品に入ります。嬉しい。

これについては、また今度。

 

 

関連記事

PAGE TOP